社会と生きる

世の中を変える前に、自分が変わりたい。

親離れ諸々。

私は親離れができない子どもだ。

裏を返せば子離れできない親のもとで育った。

母親はたぶん自分に自信がない。

親としてこれでいいいのか、と思いながら子育てしてきたのだろうなーと想像できる。

これまで、してもらったことは山程あるし、

親の不安ゆえに先回りしてもらったことも山程ある。

ずっと心配されてきたような気がする。

それは母親が元来もっている漠然とした心配や不安だったのか、本当に私が頼りなくて心配だったのかはわからない。

そして今私は結婚しようとしているのだけど、私が居なくなって父と母は大丈夫だろうか。

寂しくないだろうか。毎日二人きりで辛くないだろうか。

と、今度は私が親を心配するようになっている。

結婚の話をするたびに怒られているような感じがする。

辛そうな顔をする。

兄が結婚するときもそうだった。

兄と奥さんが自分たちで決めたことを報告すると、何で事後報告なのだと言われていた。

じゃあ逆にいつ言えばいいんだよ、と今は思う。

逐一報告?こうしようと思っているんだけど、と頭の中で考えた段階で?兄は優しいから謝っていた。そして無事に結婚して今は離れて暮らしている。

 

心配しすぎてちゃ幸せになれない。

気にかけすぎてちゃ幸せになりたくても実家から離れられないよ。私は彼と幸せになりたいんだよ。

頼むから楽しくやっててよ。こっちは大丈夫だからって言ってよ。

二人が笑ってるとほっとするから。

安心して幸せになれるから。

私の顔色見るのやめてよ。

散々あんたたちの顔色見てきたんだよ、私は。

急に怒り出したり泣き出したりしたと思ったら、謝ってくるのは何なんだよ。

独り言でぶつぶつ文句言うならどうしてほしいのか、どう思ってるのか言ってよ。

 

と、この年齢になって親との関係に悩んでいます。

最近、実家で過ごす時間はすごく少ないです。

親と過ごすのが目茶苦茶しんどいんです。

勝手だけど、心配されるって苦痛でもあるんです。

こんなに心配されるってことは、私って大丈夫じゃないのかな?と思いながら生きてきたんだよ。

もうやめてよ。

 

小さくなった背中と下がった口角を見るのが辛い。

私のせいで二人は不幸なの?

こうやって距離を置いていることをいつか後悔する日が来るのでしょうか。