読書◇『ナニワ金融道』
『ナニワ金融道』/青木 雄二
kindle unlimitedで無料配信されており、漫画はあまり読まないのですがこの本は前々から興味があったので、19巻までざーっと読みました。
主人公の灰原は、失業したのちに帝国金融という金融会社に勤め始めます。
見た目は爽やかな好青年である灰原が、少しずつ金融のノウハウを身に付けていき、優れた勘で敏腕の金貸しになっていく…という人間ドラマを描いた漫画です。
題材が金融なので、えげつないなぁと思う場面も多くあります。良心も痛みます。
登場人物のお金を借りに来る人たちにも、いろいろと事情があるのですが。やはりお金を借りるということは相当な覚悟をもってしなければなりません。
簡単に借りられると、それ以前の自分とは違う金銭感覚になってしまうのかな。
お金は大切です。だけど怖い面もある。
人間、身の丈に合わない欲を出してはいけないなぁと思いながら読みました。
そして考えたことは、私は生命保険等のことがよくわからない。だから保険会社の方にお任せしていて言われるがままにサインしたり判子を押したりしていたのですが、それを改めようということです。
契約内容なども読んで理解しようともしていなかったです。
退職や結婚で、もうすぐ公務員という福利厚生は安心な(と思っている)現状からは離れるので、保険会社の方の説明を聞いてわからないことは尋ねたり、本当に必要なのか見極めたりして自分の身を守ろうと思いました。
金銭面で自己管理をするということは、家族を守るということにも繋がると思います。
結構、深く考えさせてもらえる漫画でした。♩
帝国金融の社長の男気と、
灰原の後輩の吉村さんがどんどん自信をつけていくところも見どころです。
百聞は一見にしかずですねぇ。