社会と生きる

世の中を変える前に、自分が変わりたい。

読書◇『どうやらオレたち、…』

『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじやないですか』みうらじゅん/リリー・フランキー

 

みうらじゅんさん!!

リリー・フランキーさん!!

私が大好きなお二人が、人生にまつわるさまざまなことについて語り合った内容を記してあります。

みうらじゅんさん著『アイデン&ティティ』も大好きな一冊です。

 

お金とは?

親子とは?

酒とタバコとは?

知識とは?

満足とは?

 

形あるもの、ないもの、生きていたらいろいろなことやものに出会いますよね。

それらについてここまで意見を述べられるのはさすがだなぁと思います。

 

物事について語るのは勇気がいります。

正しいも間違いもないんだろうけど、考え方や捉え方が違うということはありますよね。

「自分はこうだと思う」と語れるのは「人と違っていてもいいし、同じでもいい」という自分と他者を受け入れることができる器があってこそだと思います。

なのでこの本からはそこはかとない優しさが溢れ出ています。

読むとホッとします。

 

お二人の会話の端々にあらわれるディープな用語もおもしろいです。知らない言葉がたくさん出てきますが、きっちり注釈がついています。

「通信空手家」の注釈もついていて笑いました。

これはみうらじゅんさんの造語らしいですね。

 

ボブ・ディランさんの 答えは風に待っている  手法」とか。

 

笑いながら、人生っていいもんだな、と思えます。

 

命とは?

というテーマにも触れています。

 

「私が選ぶ本100冊」とかするとしたら、必ずこの本はランクインさせて頂きます。

「小学生にオススメの100冊」ではないですが、さりげなく本棚のすみっこに入れておきます。「何かの間違いかな?」みたいな。それを誰かが読んで、よくわからなくて戻して、大人になったときふっと思い出して、また読み返して理解できる。という用法にしたいですね。

 

みうらじゅんさん、

リリー・フランキーさん。

こんな大人になりたいなぁ…♩